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これを遊ばず死ねるか!

2020/03/06
こんにちは、ガーデンゲームズ樫尾です。

このブログでは、基本的に「ガーデンゲームズ作品」を取り扱う、というつもりでした。しかし、そういった拘りよりも、いろいろゲームについての記事を追加し、このブログを内容的にボリュームを増していく方が、読んでいて楽しめるのではないかと考え、ガーデンゲームズのゲームにばかり拘るのはやめようかと考えました。

そこでブログの新しいテーマとして、

「これを遊ばず死ねるか!」

ということで、私自身が一人の遊び手としてとても楽しんだゲームの紹介をしようかと思っております。こういうゲーム紹介のブログとして、「ボードゲームランド」があるんですが、

http://boardgameland.blog31.fc2.com/

現状のボードゲームランドはゲームを「幅広く、中立的に」というつもりで書いております。ガーデンゲームズブログで取り扱うのはたくさんあるゲームの中でも特に気に入ったゲームだけにするつもりです。

これを遊ばず死ねるか!は記事を少しずつ増やしていくつもりですのでこちらも是非ご覧いただければと思います。



ウィナーズサークル
エルグランデ
王と枢機卿
サムライ
トーレス
ドワスレ
ニムト
バトルライン
ビッグショット
ボーナンザ対決
マンハッタン
マンマミーア!
メディチ
モダンアート
ラー
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ドワスレ

2017/09/01
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ダイスゲーム、ドワーフスレイヤー「ドワスレ」!

【どんなゲームなの?】
酒場のドワーフたちの酒飲み比べダイスゲームです。賭けられているお金獲得を目指してサイコロを振り、カードをプレイします。

まず、カードを補充します。次にサイコロを袋から引き手元に用意します。準備できたら一斉にサイコロ振りです。そして手札のカードを使います。カード効果を適用したのち、起きている人から見てより飲んだ人が賭け金を得られます。そして酒代が支払われ、それは次回の賭け金に加えられます。

サイコロはいずれも特殊賽で、赤、黄、青の3種類があり、サイコロの目として、
「酒を飲む」「気合で起きる」「寝てしまう」
という目があります。もちろん飲めばよいのですが寝てしまう恐れもあり、その寝るのをこらえるのに役立つのが気合の目です。

また8種類の役割のあるカード効果が大きくゲームを左右するでしょう。

【面白さのポイント】
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サイコロ運が強いゲームです。またカード効果が派手で大きくカードのめくり運もとても重要です。しかしカードの方は、使わなければ持ち越すことができるので使い時を計算できます。運やサイコロ振りのアクションがド派手でインパクトの強いゲームですが、カードのマネジメントが勝利のために肝要です。

サイコロを振る数や賭け金がどんどんインフレしていき、ゲーム進行に伴い徐々にヒートアップしていきます。サイコロが好きな人には特にお薦めできるゲームです。

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メディチ

2017/08/01
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クニツィア三大競りゲームの一つ!

【どんなゲームなの?】
競りゲームです。このゲームのは「お金」と「勝利ポイント」がおんなじ意味です。とにかくお金を稼ぐのです。

手番プレイヤーは1~3枚の好きな枚数の商品カードを山札からめくります。

枚数的にこれでいいかな、と思ったら競り開始です。競りは一度ずつ入札する競りです。そういう意味ではラーっぽいですが、ラーは太陽チップを使う競りであるのに対して、こちらは「お金」ですから、かなり値付けに融通が利きます。

もちろん最高値を付けたプレイヤーが落札してお金を払う=得点を減らします。手番プレイヤーに払うのではなく銀行に払う感じでしょうか、誰も金銭を得ませんからね。

こんな感じで各プレイヤーの手元の商品カードが5枚になったら倉庫がいっぱいになるので商品カード獲得ができなくなります。5枚がいっぱいなので、めくられた商品カードが倉庫のキャパシティーを越える場合は入札できなくなります。

例えば、手元の商品カードが4枚あるとします。倉庫に納められるのはあと1枚です。すると手番プレイヤーが商品カードめくりを2枚以上にすると、その回は入札に参加できなくなります。

全員の倉庫がいっぱいになったら決算です。

まず、商品カードには数値が書かれています。数値合計が大きいほど得点=現金収入です。

そして、数値とは関係なく商品種類に応じて独占ボーナスが入ります。独占ボーナスが入ることで、どのくらい商品を、枚数で得たかが分かるのですが、この独占ボーナスも1位、2位なら得点=現金収入になります。

3回の決算が終わったらゲームが終わりになり最もお金持ちがゲームに勝利になります。

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ボードを広げました!

【面白さのポイント】
とてもシンプルな競りゲームです。シンプルだけに競りの面白さがむき出しになってますね。

カードに書かれている数値が高ければもちろん集めたいですが、商品種類による独占ボーナスも大事。一体どっちを取ればいいんだ!とジレンマが分かりやすく、とてもクニツィア先生らしい作品です。商品カードには

単に数値がデカいけどいずれの商品種類にも属さない

というカードもあります。このカードはトランプのジョーカーのような特殊なカードで、数値がデカいので使えるといえばなかなかに使えるカードですが、独占ボーナス的にはむしろいらない、そんな癖のあるカードも混じっているのがとてもいい感じです。


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マンマミーア!

2017/07/01
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遊ぶとピザが食べたくなる、マンマミーア!

【どんなゲームなの?】
ピザをドンドン作ろう!というゲームです。

このゲームは2つのフェイズから成り立ちます。

最初のフェイズは≪材料投入≫です。そして次のフェイズで≪ピザが完成したか確認≫をします。

材料投入では、手札から≪窯≫に向かってポンポン材料を放り込みます。もしいいと思うのなら材料のみならず≪レシピカード≫も窯に放り込みましょう。

窯のカードは一つの山になっています。あとから中身を確認できません。

材料投入フェイズが終わったら次は確認フェイズです。材料投入のときにピザおじさんの札を持っているプレイヤーが確認をしますが、窯のカードをひっくり返して古いカードから、ピザの具材を種類別に確認します。

ここでレシピカードが混じっているでしょうか?混じっていたならレシピカードに示された具材がちゃんとそろってるか確認です。レシピカードにはプレイヤーを示す色も付いてます。きちんと完成していたならレシピカードは勝利ポイントカードになります。もしも材料が足りなかったら、このタイミングで付け足してつじつまを合わせることもできます。

3ラウンド終わってよりピザを完成できたプレイヤーが勝利します。

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画像上のカードの地に色が付いているカードがレシピカード。地が白いカードは材料カード。

【面白さのポイント】
ポンポンと放り込む材料カードの中身は確認できません。完成をチェックする段階でレシピカードに足りてるかが分かります。したがって窯に放り込む具材の枚数を覚えることがこのゲームの基本です。

しかし実際にプレイしてみると、確認フェイズでつじつま合わせの材料カード投入があるので、そこまで読み切ることは到底できません。したがって、

まぁ、このタイミングならいけるかな

みたいな山勘の要素が案外あることが分かります。記憶も大事ですが勘と度胸も大事!なのです。ガチガチの記憶ゲームではないです。そこがとても良いですね。



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ウィナーズサークル

2017/06/01
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ウィナーズサークル、競馬ゲームの名作。

【どんなゲームなの?】
一言で言うと競馬ゲーム。競馬ゲームの名作、クニツィアの代表作の一つと言ってもいいんじゃないでしょうか。

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広げられたボード。

このゲームは2つのパートに分かれてゲームが進みます。まずはギャンブル、賭けです。どの馬が勝ちそうか、馬の特徴を見つつ勝つ馬を予想します。

予想が終わったら実際のレースです。サイコロを振り馬を進めるのです。

まず予想し、次いでレースが行われる、こういった進行が本当に競馬的で、もちろん手は加えられていますが、とても良く出来ていてテーマ性とシステムの融合・合致が見事です。クニツィア作品はテーマ性が希薄というようなご意見も見られることがありますがこのウィナーズサークルは見事にテーマ性がシステムとマッチしています。



7頭の馬がレースに登場しますが馬の走行能力とサイコロは密接な関係があります。

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特殊賽!「馬」「馬」「馬」「蹄鉄」「ヘルメット」「鞍」の6面ダイスです。馬の目が出る確率だけが50%と高めになっています。

各馬はどの目が出ればどれくらいの距離を駆けるのか決まっています。どの目が強いのか、弱いのか。それを見つつ張ります。

張るのは自分のギャンブルチップを各馬のためのスペースに配置します。大体のギャンブルチップは「1」ですが価値が2倍の「2」チップもあります。馬の能力を見つつ張る。

張り終わったらレース開始です。手番ではサイコロを1回振り、出目を馬に割りあてます。ここで注意は

≪1回走った馬はいったん休憩≫

というルールです。このルールがあるため、各馬が1回ずつ走るまで再び走ることはないのです。全馬が走ったら休憩状態が解除になり再び走れるようになるのです。

このルールを活用すれば、自分の推す馬を長距離走らせるだけでなく「負けろ負けろ」と思っている馬をわざとゆっくり走らせる、そういう妨害が可能なのです。単純に自分推しの馬ばかり見てては勝てません。

レースが終われば賭けの配当です。1~3着の馬のギャンブルチップは金になりますが、

・人気がない馬:穴
・順位が高い馬

がより高い配当になります。このあたりもリアルな競馬みたいでいいですね。

3レース行われます。最も巧みに賭けて、そして巧みに駆けたプレイヤーが勝利するでしょう。

【面白さのポイント】
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いよいよレース開始!

サイコロの目割り当てですが、ギャンブルチップを置いている時に人気の馬ならばみんなが推してますからスピーディーに進むし、応援されていない馬はそれなりにしか進みません。

リアルな競馬ならば「速い」馬は「人気がある」のですが、このゲームは逆で、「人気がある」馬が「速くなる」のです。

ともかく、結果として人気と速さに連動があるのがテーマと合致していて見事です。

最終レースは倍得点なので逆転も大いにあり得ます。博奕的でとても盛り上がります。

ジレンマもありますが運要素もほどよくあり、とても楽しめる競馬ゲームです。

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駆けるサラブレットの雄姿。


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トーレス

2017/05/01
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トーレス。ラベンスバーガー版。ドイツゲーム大賞受賞。

【どんなゲームなの?】
クラマー先生によるAP(アクションポイント)制のボードゲームです。内容的には破壊された城の再建です。

AP制とは・・・・
プレイヤーは手番冒頭に一定のAPをもらいます。このAPを消費することでいろいろな、ゲーム中採れる選択肢があるのですが、いろいろなアクションを実行していきます。アクションを実行することでAPが消費され、APが尽きたなら次のプレイヤーの番になります。


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4人プレイ時の様子。黄土色の城塞がボード上に築かれます。騎士駒の色合いもありとても鮮やか、見た目がド迫力です!

このゲームは手番でできるアクションはいろいろあります。

1:新しい騎士駒の配置(要2AP)
(自分の騎士駒のお城における位置を高くすることで得点が増します)
2:お城駒の配置(要1AP)
3:アクションカードを1枚使用(AP消費せず)
4:騎士駒の移動(1マス移動につき要1AP)
(建物内を一気に駆け抜けるような移動も可能)
5:アクションカードを引く(要1AP)
6:得点を得る(1APごとに1得点)

APを消費し、城を築き、そこに自分の騎士駒を乗っけましょう!ラウンド終わりには決算があります。3回の決算後に最も得点の高いプレイヤーの勝利です。

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リオグランデ版トーレスの箱。

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リオグランデ版も見た目がとても立派!

【面白さのポイント】
AP制のゲームはいくつかありますがトーレスが一番面白いと感じます。なんと言っても見た目の立派さ、迫力がすごい!

ゲームの中身はかなり考え抜くような、アブストラクト的な思考が求められると思います。しかしアクションカードによる運要素の調整が秀逸で、アブストラクトを好まない人でも楽しめると思います。

立体的ゲームというとマンハッタンもかなりいいですが、こちらもかなりいいですね!トーレスの方がじっくり考えたい人向けに感じました。


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バトルライン

2017/04/08
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2人対戦ゲームの名作バトルライン。カードゲームにしてはやや大きめ。

【どんなゲームなの?】
クニツィア先生による2人対戦ゲームです。テーマ的にはアレキサンダー大王対ダレイオス3世(アケメネス朝ペルシャ王)の戦争ですがテーマ性は希薄。でも面白いからいいの!

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2人の間に赤いポーンを並べます。このポーン(フラッグと言います)を取ることがこのゲームの目標です。

フラッグは9つあり5個取れば文句なく勝利です。また、連続する3つのフラッグを取っても即勝利になります。

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カードは6色各10枚あります。それをフラッグ脇に並べて置きます。各人は1つのフラッグに3枚までカードを置くのです。この3枚でポーカーのような役を作ります。役の強さが優っていればフラッグ獲得できます。

手番では手札を1枚プレイ(フラッグのそばに置きます)し、そして1枚補充します。それを交互に行い、相手の3枚組よりも役が強ければフラッグを獲得。フラッグを5個以上取るもしくは、連続する3つのフラッグを取れば勝利になります。

【面白さのポイント】
このゲームは戦術カードを抜いても楽しいですが、戦術カード有りの方が深みがあるように思えますね。戦術カードは使える枚数が制限がありますので強力とは言えガンガンに使えません。これを使うか、保持するかという新たなジレンマが生じます。

また、カードを出したくない、だけど出さねば・・・・というシーンが多々あります。相手が根負けして弱い役になってしまうというケースもありそういったフラッグでは楽々勝てますが、無論、敵も勝ちに来てるのでやすやすとやられはしません。

いいカード来い、来いという運要素もあり、我慢比べあり、シンプルだけど深いジレンマ。クニツィア先生らしい作品、2人対戦ゲームの名作です。

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ボーナンザ対決

2017/03/20
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ボーナンザ対決。カードゲームなので小箱です。


【どんなゲームなの?】
交渉ゲームとして有名なボーナンザを作者(ローゼンベルク)自ら2人ゲームにアレンジしてくれました。それがこの「ボーナンザ対決」です。

私の正直な感覚では、ボーナンザよりもボーナンザ対決の方が秀でていると思います。

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このゲームは確かにボーナンザのアレンジでしょうからボーナンザ的、ボーナンザらしさをとても感じます。しかし、

(無理やり2人で強引に遊んだボーナンザと比べて)

しっかり2人対戦ゲームになっており、なおかつボーナンザらしさを損なっていないのが見事と感じました。

いろいろ決まり事もあります。シンプルなゲームではないですね、カードゲームにしてはやや難しめだと思います。

手番では4つのステップを順番に踏んで、手番を交互に行います。


1:豆を植える
手番で行う最初のステップです。このゲームの重要なルール、ボーナンザらしさですが、手札を並び替え禁止という鉄の掟があります。ここで豆を植える、のは、手札の最も手前側であって、手札の途中とか手札の終わりの方の札を使ってはイケマセン。1~2枚のカードを植えましょう。植えられない場合は

強制刈り取り!

を執行されるので有無を言わせず第1ステップは粛々と行われるでしょう。


2:豆カードを3枚めくり1枚を与える
山からカードを3枚めくりそれが場札になります。そして3枚めくったのち、「プレゼント合戦」をします。
ここでお互いがウィンウィンになるような、穏やかな、ほほえましいやり取りが行われる(??)でしょう!


3:めくったカードや与えられたカードを植える
場札、それと第2ステップでのプレゼント合戦の結果与えられたものを、このステップで自分の畑の植えましょう。畑はスペースが3つあります。3種類のお豆を植えられるでしょう。
このステップで植えちゃいますがそれが叶わないなら

強制刈り取り!

になってしまいます!


4:豆カードと可能であればボーナスカードを補充する
そして最後に手札を補充します。補充された札は手札の奥の方に持ってください。手札のカードはところてんのように徐々に後ろから押し出されてくるでしょう。


手番は上述の4つのステップから成り立っており、それを交互に行うことでゲームは進行します。


【面白さのポイント】
このゲームは2人対戦に関わらずしっかりボーナンザの良さを引き継いでいるのがとても見事です。

一般的には第2ステップのプレゼント合戦でウィンウィンなやり取りになるはずなんですが、敢えて相手に逆らい相手の提案を蹴る選択肢が用意されています。そういう攻撃的なプレイはほとんどボーナンザでは見られない、ボーナンザ対決の独特な味わいです。

ボーナンザよりも要素が多いと思います。少し複雑ですが、理解してしまえば無駄がなく、とても丁寧に作り込まれた作品と感じられます。

私は、これはボーナンザを越えたと思います。2人でよく遊ぶ機会のある人にはぜひ、ボーナンザ対決をおススメします。

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ビッグショット

2015/07/01
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ビッグショット。

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ボードを広げました。

【どんなゲームなの?】
アレックス・ランドルフ作の競り陣取りボードゲームの名作です。

ボードの外周部のマスに4つずつ、色付きキューブが置かれています。このキューブは陣取りのための要素=戦力なのですが、これが競りにかけられるのです。あるマスには4色置かれ、またあるマスには3色、2色……。

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ゲームの準備完了!外周部マスには4つずつキューブが置かれている。

これは大前提なのですが、キューブの色はプレイヤーカラーです。しかしながら、外周部マスに置かれた駒を配置する権利は競りの落札者なのです。もちろん自分で自分の駒を置くことも大事です。しかし敵駒を巧みに置くことで自分のエリア、占有地をいい感じに増やせるのです!

まず、どの外周部マスが競りの対象になるかサイコロ振りで決められます。そして競りです。競りは順番に値段を付ける競りですが、一巡の競りではなく、グルグルグルグル降りるまで何回転でもします。競りで一人だけ残ったのならそのプレイヤーがマスに置かれているキューブをプレイエリアに配置するのです。

ここで重要なことが二つあります。

・プレイエリアの1マスに置ける駒は7駒が上限
・プレイエリア1マスでトップが複数いる場合は相殺になり全く無効になり権利が次点に移る

2つ目の方は「ハゲタカのえじき」式同点処理で、ここをうまく使うと
3対3対1
のように芸術的効率でマスを専有できるのです。この場合キューブ3個を費やしたプレイヤーはトップタイとなり無効になってしまうのです。ちなみにハゲタカのえじきもランドルフ作品です。

また、このゲームを語る上で外せないのが「借金」です。駒を置く権利は金で買えるのですが、そのお金はあっという間に尽きてしまいます。そこでゲームのお金を借りることができるのです。しかし!これがとんでもない暴利なのです。

借金をするにあたり予め利息分だけは天引きされた状態でお金が悪徳金融から渡されます。最初は利息1割。だから10円を借りるにあたって利息を引いた9円だけが与えられます。次は2割、そして3割、4割……こうしてやがては全て利息の支払いに充てられるため全く借金もできなくなる……。

借金はゲーム終了時に清算されるのですが、こんな暴利ならば最初っからな~んにも参加せず嵐が過ぎるのを待てば良いのではと思われかねません。しかしそうもいかないのです。プレイヤーがこのゲームに勝利するためには少なくともプレイエリア2マス以上を支配していなければならないからです。

ゲーム終了時に占有できているエリアの価値だけの金銭が得られ、借金を清算し、最も裕福なプレイヤーの勝利になります。

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ゲーム終了時の様子。「SOLD」はエリア支配者が確定しているマスです。

【面白さのポイント】
こういうゲームがつまらないゲームのはずがない!と思います。このゲームは陣取りですが陣取りをする手段の駒を競りで買うのです。つまり陣取りの面白さ、競りの面白さが融合しているのです。

それだけではありません。エリアを支配するための駒がハゲタカのえじき方式でのバッティング、これが非常にいい具合に働きます。少数駒で逆転する痛快さ!4個の駒を落札し、それを相手にぶつけて効率良く支配する、これがとても気分良く、逆にしてやられるととても悔しい思いをするのです。

さらには性格の悪い悪徳金融の登場と勝利のための2マス占有が必須と言うルール。このゲームの隅々に至るまでデザイナーの(良い意味での)性格の悪さを感じ取れます。

簡単なルール、強烈なジレンマ、競りの面白さ、陣取りの面白さがつまったボードゲームの名作です。
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ニムト

2015/06/01
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ニムト。

【どんなゲームなの?】
ニムトは、ヴォルフガング・クラマー作のカードゲームの名作です。

このゲームには、「手札」、「場札」、「手元」と3つの状況のカードが登場しますが、手元のカードを増やさないようにするのがゲームの目的です。

ゲームの進行に伴い手元のカードが増えていくかもしれませんが、

手札 → 場札 → 手元

という流れでカードは場所を変えていくのです。

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ズラリと並んだ場札。

最初、手札として10枚のカードが配られます。このゲームには各人の手番が無く、皆が同時に考え同時にカードをプレイするのです。自分の手札のうち、安全そうなカード1枚を選び、伏せて出します。全員が揃ったらオープン!公開します。

ここで各人がプレイしたカードを比べ、数値の低い順に処理をします。処理と言うのは(大体の場合は)場札として然るべき場所に置くことです。

プレイされたカードは、場札(4か所あります)と比べて、プレイされたカードに書かれている数値の方が大きくなるような位置に置かれるのです。もし、該当箇所が複数あるのなら、そのうち最も数字が近い場所がカードを置く位置です。

さて、このゲームは「6ニムト」という名前もあるのですが、自分のプレイしたカードが場札の列の6番目になった場合は5枚の場札を取らねばならないのです!自分のプレイしたカードは新たな場札の起点になります。つまり、このゲームはこういった状態(バーストと言います)をとにかく避けることが目的のゲームなのです。

また、このような場合もあります。自分のプレイしたカードが、場札と比べて小さい場合です。この場合は4つある場札の列のうち任意の列を手元に持って来なければならないのです。

カードには、カード列を作るための数字の他に、取得してしまった時のペナルティーとなる数値が描かれています。牛のマークです。この牛マークの数をできるだけ減らすことを目指しましょう。

【面白さのポイント】
このゲームの素晴らしい点は、「意外となんとかなる」という点です。1枚、2枚・・・・とプレイしていくとたちまち場札が溢れてきます。もうどのカードを切ってもダメだ!という状況に至ります。しかし、そうなると誰かが場札を取るのでとりあえずは一安心、と思いきやまたもやピンチ!

こういったことを繰り返すのでピンチの連続でほとんどが苦しい感覚です。しかし、他プレイヤーの間隙を突いてするりとカードプレイがうまくいくと爽快ですし、うまくやれば他プレイヤーのカード取得をアシストできる快感も味わえるでしょう。

とてもシンプルなルール、手軽なプレイ感、ジレンマの苦悶、アシストの爽快感がニムトの魅力だと思います。

このゲームを2人で遊ぶ時は、「一列6枚」ではなく「一列4枚」で遊ぶ方がより楽しめると思います。

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