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モダンアート

2014/09/20
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モダンアート、ハンスイムグリュック版。

【どんなゲームなの?】
ライナー・クニツィア作の競りゲームの名作です。

絵画カードの売買を通じてお金を稼ぎ、ゲーム終了時に最もお金持ちになることを目指すゲームです。

ラウンドの冒頭、各プレイヤーに絵画カードが配られます。これが手札になります。

手番になったら、手札から1枚を競売にかけます。この競売は、オークショナー本人も買う機会があります。オークションにはいろいろな種類のオークションが登場します。

ほとんどルールのないフリーオークション、各人が1度ずつしか値付けできない一巡の競り、入札に使うお金を握って出す同時競り、あらかじめ売値が定められる指し値入札、2枚のカードを同時に売りに出す競り。

ラーや、クーハンデルのような一般的な競りゲームは競りの方法が1種類しか登場しません。しかしモダンアートは上述のように様々な競りが登場し、それを一つのゲームの中でそれぞれ堪能できます。また競りの方法はカードに記号で書かれているので、どのカードをどういった順番でプレイするかも考えどころになっています。

オークショナーが他プレイヤーにカードを売れば、付けられた価格のお金をもらいます。例えば、「150」の値が付けられたなら、あるプレイヤーは150を払い、手番プレイヤーは150のお金をもらう。つまり150+150=300の資産の移動と同じインパクトがあります。

また、オークショナー本人が落札する場合があります。この場合は銀行に代金を払います。

買った絵画カードは手札ではなく「手元」に置かれます。各人が溜めている手元のカードを見て、同じ種類のカードが5枚に至ったならラウンドが終わり、清算します。絵画カードは絵画を描いた画家別に5種類のカードがあります。各人が持つ絵画カードは、「世に流通している絵画」ということになり、それが多いほど人気のある絵画ということになります。人気がある絵画は30、20、10と値段が設定され、手元の絵画を現金化します。

この現金化ですが、前ラウンドの人気も今回のラウンドの価値に上乗せされます。とはいえ、不人気の2人の画家の絵は全く無価値になります。

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こうして4回ラウンドを終えたのち、最もお金を持っているプレイヤーの勝利になります。

【面白さのポイント】
このゲームは何と言っても競りゲームの大傑作だと思います。一つの競りゲームでいろいろな種類の競りを堪能できることは際立った特徴です。また、このゲームは潔いほどに競りしかゲームルールに盛り込まれておらず、競りの面白さに焦点を当てたゲームになっています。

競りにも一巡の競り、指し値入札などいろいろなオークションがあり、オークションにも様々な個性があるのでそういった競りの特徴さえも踏まえたプレイが求められるでしょう。

このゲームは人気画家作品が価値があるのですが、その価値を左右するのは各人のカードプレイです。自分である程度は操作できるのです。そして、欲しければ買えば良いだけのこと。競りの種類は多いですが、ゲームの流れは簡潔で分かりやすいです。

競りゲームが好きな人にはもちろんとてもお薦めの作品です。ただこのゲームも競り独特の「相場観」の分かりにくさはあるかもしれません。相場観ですが何度かチャレンジすれば良いと思いますので、このゲームに馴染めないと思っても、ぜひ複数回このゲームに挑んでほしいと思います。




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お久しぶり、館林ゲーム会

2014/09/19
先日のこと。館林駅近くに遊びに行きました。経さんとゆうじさんと遊んでもらいました。遊ぶ、というのは言うまでもなくボードゲーム・カードゲームです。

まず遊んだのが経さんお薦めのコンコルディアです。これは俺にとっても遊びたいゲームでした。

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手番では手札のうち1枚を使用しそれを手元に置いておく。これを繰り返していくゲームなのです。今回遊んだのは日本語版と言うことでカードのテキストが日本語なのでかなり分かりやすいですね!

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3人プレイ時、ゲーム終了時の様子。赤=俺、黄色=経さん、青=ゆうじさん。

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コンコルディア。こういうアングルの写真もなかなか良い。

このゲームの今回のプレイでなんとなく良さが分かりました。もっとやり込んでさらに理解を深めればこのゲームに良さをより深く理解できるのでは、と思います。同じ作者のナビゲーターもやり込みたいと思ってます。

ここで、ガーデンゲームズからのお願いでテストプレイに協力をしてもらいました。

まずは「トルトラレル」。これは何度もテストが行われ、そのたびに

「ここを○○した方がいいんじゃないか」

的なことを言われるんですね。で、そういう指摘を踏まえた修正を重ねたバージョンが今回テストが行われたバージョンなのですがこれはかなり褒めてもらえたと思います。ただ、3人プレイの時の場札の少なさが気になる、という指摘がありました。

さらに。またもガーデンゲームズのテストプレイ、「正直者の罠」です。これはゲームのテーマを「豆タンク」に変えるかもしれないです。

このゲームも概ね問題が無い、ようでしたね。ただ、

・ややカード枚数が多く、冗長ではないか
・3人プレイ、4人プレイでプレイに関わる部分でプレイヤー間で関わりの濃淡が出てしまうのではないか

という指摘がありました。いずれももっともな指摘なのでこの部分は直そうかと思います。

さて、テストプレイはこれくらいにして。

お薦めのカードゲーム赤箱ニムトを持ってきました。
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赤箱ニムトはニムトの陰に隠れてしまいとても地味なカードゲームです。しかしこれはなかなか楽しめる良作と思っていますが、ニムトの陰に隠れて存在が地味です。今回のプレイでもとても楽しめ、2回立て続けにプレイが行われました。良い。

ロココの仕立て屋というゲームを遊びました。
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これはプレイ対象年齢が高いゲームだと思います。ちょっと難しく、プレイ時間も長かったですね。

12星座ゲーム(タイトルこれであってるかな?)を遊びました。
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これはかなり面白い陣取りゲームなのですが、独特の得点システムのため2人で遊べないのが惜しい点ですね。ゲームの方はすごく楽しめました。

ここでお仕事の都合でゆうじさん離脱。経さんと二人で少しだけ遊びました。

まずロスバンディット。クニツィアの名作ダイスゲームです。これは運よく勝ててしまいした。勝ててとても気分が良いですね!

続いて、クニツィアのロストシティ。これは説明書に、「3ゲーム遊べ」と書かれていたので素直に3ゲーム遊びましたが、これは敗北でした。

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写真がちょいピンボケ。

今回もまたもやいろいろやれてしまいましたが、どれもかなり楽しめるゲームばかりでいい感じです!

コンコルディア、ナビゲーター、セレニッシマ、キャメルアップあたりはもっとやり込んでみたい!と思いました。またテストプレイもできてガーデンゲームズ的にはとてもありがたかったですね。今回のテストで、また完成に近づいたな、そんな感じがします。

皆さま今回もありがとうございます!またゲームを楽しみましょう!!
04:51 交流会 | コメント(0) | トラックバック(0)

エルグランデ

2014/09/12
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エルグランデ。

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4人プレイの様子。薄い色合いのボードにカラフルな騎士駒が配置され賑やかな盤面。


【どんなゲームなの?】
エルグランデはヴォルフガング・クラマーとリヒャルト・ウルリッヒの共作の陣取りボードゲームの名作です。1996年ドイツゲーム大賞受賞作品。

中世スペインを舞台に王をも凌ぐ真の実力者を目指すゲームです。

このゲームのボードには、塔を含めて10のエリアが登場します。この10のエリアに対して駒(騎士)を効率良く配置し、勝利点を稼ぐゲームです。

このゲームはいろいろ要素がありますが、まずプレイヤーが把握せねばならないのは「騎士駒の動き」です。

騎士駒は取りあえず「ストック」にいます。このストックからプレイヤーのすぐそばまで呼び寄せられます。そこが「手元」です。そして手元の騎士がボード上に登場するのです。

ストック → 手元 → ボード上



このゲームに入っているカードに「パワーカード」と「アクションカード」がありますが、これは全く異なるカードなのでこの2種類のカードの違いをしっかり理解せねばなりません。パワーカードは小さい長方形のカードで、アクションカードは正方形の形をしたカードです。

まず、プレイヤーは時計回りの順番でパワーカードを1枚ずつプレイします。この時、前のプレイヤーが出したものと同じ数値のパワーカードは出せなくなりますので、全プレイヤーのパワーカードが出揃うと全て異なる値になっているはずです。

そして、パワーカードの数値の順にしたがって順番が回ってきます。つまりパワーカードで順番の競りをしていたのです。早い順番が欲しければ大きい値のカード、そうでなければ小さい値のカードが良いでしょう。

順番になったらまず、パワーカードに書かれている騎士の数だけ、駒をストックから手元に持ってきます。パワーカードには持ってこれる騎士数と言う情報も描かれており、これも重要です!数値の低いカードの方がよりたくさんの騎士を手元へ呼べるのです。ストックにいても意味がない。ボードへ送り込むにはまず手元、なんです。手元の騎士を適切なタイミングで増やすことも重要です。

騎士を手元に持ってきたらやることは、アクションカードを選ぶことです。アクションカードには二つの情報が書かれています。一つは手元からボード上へ移せる駒数。一つはアクションカードに書かれている特殊なアクションです。

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ドイツ語で書かれたアクション。アクションカードに日本語シールを貼るとグッと遊びやすさが増します。

私は、テキストの多い感じのゲームは大体は苦手です。しかしエルグランデは例外的に大好きなのです。ここのテキストの効果で自分を有利にしましょう!駒を動かす、臨時の得点計算をするなど、さまざまな内容のアクションが書いてあるので最善手を打ちたいですね。アクションカードに書かれているテキストを考えると、パワーカードの順番取りが重要です。

また、このゲームは何と言っても陣取りなのですが、陣取りをするための手段となる騎士駒をアクションカードに描かれている分だけ手元からボード上へ登場させることができます。この時、キング駒の置かれているエリアの隣のエリアのみが配置可能です。また、例外的にタワーへは王の位置に関わらず投入が可能です。このタワーも楽しいですね。タワーの中身は原則見えません。覚えていると少し有利です。

タワーは、決算のタイミングで内部の騎士が各地へ散ります。この行き先を決めるのが秘密ディスクです。
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秘密ディスク。

秘密ディスクで塔内の騎士駒の行き先が同時に定まります。そしてゲーム進行表(ボード左の方にあります)に沿って得点計算をします。

この得点計算はタワーを含めた10のエリアで行い、エリアごとに見て勢力の順位により得点が入るのです。

3回ラウンドを行うと決算になり、決算を3回行うとゲームが終わりになります。ゲーム終了時に得点をもっとも得ていると勝利になります。


【面白さのポイント】
エルグランデは基本になる部分はシンプルですけど、それでもやはり難易度が高いゲームです。難易度が高くなっている主な要因はたくさん入っているアクションカードです。私はこのゲームはもう何度もやっていますし説明書も読みこんでいるので、「エルグランデの世界」のことはかなり分かっているつもりですが、ゲームに慣れていないプレイヤー、あるいは難しいゲームが苦手なプレイヤーには勧めにくいゲームです。

しかし、基本の陣取りの部分がシンプルであればこそ、複雑な部分であるアクションカードの打ち合いの妙味が際立つのです。

また、多くの用具が入っており、多くのルールが詰め込まれたゲームでもあります。それらの一つ一つが無駄ではなく、勝利に近づくために意味のある要素になっています。「塔」、「秘密ディスク」、「移動式スコアボード」、「キング駒」、「大公駒」……要素が盛りだくさんで、それらにまつわるルールも当然あるので、やはりこのゲームは難易度が高いです。

難易度が高いですが、多くのプレイヤーに愛されている名作エルグランデ。歯応えのあるゲームに挑もうというプレイヤーのための最初のステップにエルグランデはいかがでしょうか。

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