講演会してきました!
2014/10/25
2014年10月12日。この日は東京立川ペンタメローネと言う喫茶店で創作ゲームにまつわる講演会とテストプレイの会が行われました。この日の講演会で話すのは俺!です。
普段、ゲーム作りなどは当然しますが、ゲームの作成の裏話、苦労話的なことを話さないかと誘われるがままにこの日を迎えました。もちろん原稿を用意し、何度か原稿を読み上げる練習もしました。
しかし、講演会と言うのは原稿を読み上げるだけで良いのでしょうか?そうではない、とひろむちゃんから言われました。原稿用紙をチラッと見るのは良いけど視線がそこばかりに行くのはいかがなものか!と。今までの練習では原稿を読み上げるのにおよそ50分。そういった練習をしてきたのですが、目線を落とさず、講演会参加者の方を見て話すなんて……。直前に少しだけ練習してほとんどぶっつけ本番?!
テーマは「ゲーム作りを通して感じた創作で大事なこと+ゲームアイデア発想法」。
参加者ができるだけ飽きないように、内容的にも創作ゲームの役に立つような、そんな原稿を書いたつもりです。そして原稿ばかりを見ずにお話をする。書いたし練習もしたしで何を話すべきかは大体分かっていますが、あまり原稿ばかりを見ずに話すのは難しい。しかも話がノってきて話が脱線とか尺に収まるようにペースを上げるとか。計算違いは時計が無いという点。いつもの習慣で腕時計を付けずに行ったのがまずかった。
でもでも、予定時間をややオーバーしてなんとか言いたいことは言えました。今回の公演の模様は動画でも見れます。
http://www.ustream.tv/recorded/53849301
(100分ぐらいの動画)
http://www.ustream.tv/recorded/53851690
(3分ぐらいの動画。続き)
この講演会の後、テストプレイをしました。
・森のハチャメチャ音楽祭
・スチームウォーズ
・クロノスレコード
・トルトラレル(ガーデンゲームズ)
・正直者の罠(ガーデンゲームズ)
森のハチャメチャ音楽祭はカードゲームです。これはおそらく今年秋のゲームマーケットで販売されるかと思います。このゲームはプレイ後に結構意見が出てひょっとしたらルールの改良が今後施されるかもしれません。
このゲームはゆるい感じの短時間バッティングゲームです。

手札から場札へ、カードを一斉に出します。カードには動物さんが描いてあります。動物さんが楽器演奏をするバンドを場札で組みます。バンドに1枚滑り込めば得点です。しかしバッティングゲームなので同じ札が複数出ると相打ち・無効になって残念になります。バンドは4枚組です。このバンドの4枚目をプレイ出来れば2点獲得になります。ゲーム中カードの補充の機会はありません。
スチームウォーズは2人対戦のアブストラクトゲームです。これはアブストラクトですが「うっかり系」ではありません。じりじりとしたアブストラクトゲームです。このデザイナーさんがこういったゲームを作りたい、そういった気持ちを感じ取りました。このゲームも秋ゲームマーケットを目指しているようです。陣地を広げること、敵陣地を奪うことで得点を稼ぎます。ゲーム中央部は得点の高いエリアなのでここを押さえるのが大事ですし、あわよくば敵陣地分断も目指しましょう。追加のロボット投入や合体ロボ作りもポイントになります。
クロノスレコードはカードを差し込むファイル(こういうファイルはトレーディングカードゲームを収納するのが本来の用途ではないかと思います)を使うゲームです。これはテストプレイではないだろう!完成品です。前回春GMで販売されたようです。
クロノスレコードは3人専用ゲームです。ファイルにカードを差し込み、ページをめくる。めくることで表示されるカードが変わります。カードには得点や特殊効果が描いてあります。
カードを一斉に出したのち、順番にカードを差し込む。そしてサイコロ振りをし、指定のページに移動後得点計算をするのです。
少し複雑で(カードのテキスト効果が書いてある)運要素もぼちぼちあり。楽しめる作品だと思います。なかなか良いです。
この日はガーデンゲームズ作品のテストも行われました。テストをしたのはトルトラレルと正直者の罠です。どちらもテストプレイヤーの反応がなかなか良く、好評だったと思います。ただ、トルトラレルは完成度がかなり高かったものの、正直者の罠の方は、ひろむちゃんから修正意見が出ました。こういった修正意見を取り込む柔軟さ、大事だと思います。
講演会の後ですが、懇親会がありました。懇親会ではアルコールもありましたが俺は糖尿病を患っているのでアルコールはNGです。懇親会でも創作ゲームの話などを中心にとても盛り上がりました!
講演会、テストプレイの会、懇親会といろいろありましたが、いずれも盛況のうちに終わりました。講演会を聞きに来てくださった皆様、本当にありがとうございます!
普段、ゲーム作りなどは当然しますが、ゲームの作成の裏話、苦労話的なことを話さないかと誘われるがままにこの日を迎えました。もちろん原稿を用意し、何度か原稿を読み上げる練習もしました。
しかし、講演会と言うのは原稿を読み上げるだけで良いのでしょうか?そうではない、とひろむちゃんから言われました。原稿用紙をチラッと見るのは良いけど視線がそこばかりに行くのはいかがなものか!と。今までの練習では原稿を読み上げるのにおよそ50分。そういった練習をしてきたのですが、目線を落とさず、講演会参加者の方を見て話すなんて……。直前に少しだけ練習してほとんどぶっつけ本番?!
テーマは「ゲーム作りを通して感じた創作で大事なこと+ゲームアイデア発想法」。
参加者ができるだけ飽きないように、内容的にも創作ゲームの役に立つような、そんな原稿を書いたつもりです。そして原稿ばかりを見ずにお話をする。書いたし練習もしたしで何を話すべきかは大体分かっていますが、あまり原稿ばかりを見ずに話すのは難しい。しかも話がノってきて話が脱線とか尺に収まるようにペースを上げるとか。計算違いは時計が無いという点。いつもの習慣で腕時計を付けずに行ったのがまずかった。
でもでも、予定時間をややオーバーしてなんとか言いたいことは言えました。今回の公演の模様は動画でも見れます。
http://www.ustream.tv/recorded/53849301
(100分ぐらいの動画)
http://www.ustream.tv/recorded/53851690
(3分ぐらいの動画。続き)
この講演会の後、テストプレイをしました。
・森のハチャメチャ音楽祭
・スチームウォーズ
・クロノスレコード
・トルトラレル(ガーデンゲームズ)
・正直者の罠(ガーデンゲームズ)
森のハチャメチャ音楽祭はカードゲームです。これはおそらく今年秋のゲームマーケットで販売されるかと思います。このゲームはプレイ後に結構意見が出てひょっとしたらルールの改良が今後施されるかもしれません。
このゲームはゆるい感じの短時間バッティングゲームです。

手札から場札へ、カードを一斉に出します。カードには動物さんが描いてあります。動物さんが楽器演奏をするバンドを場札で組みます。バンドに1枚滑り込めば得点です。しかしバッティングゲームなので同じ札が複数出ると相打ち・無効になって残念になります。バンドは4枚組です。このバンドの4枚目をプレイ出来れば2点獲得になります。ゲーム中カードの補充の機会はありません。
スチームウォーズは2人対戦のアブストラクトゲームです。これはアブストラクトですが「うっかり系」ではありません。じりじりとしたアブストラクトゲームです。このデザイナーさんがこういったゲームを作りたい、そういった気持ちを感じ取りました。このゲームも秋ゲームマーケットを目指しているようです。陣地を広げること、敵陣地を奪うことで得点を稼ぎます。ゲーム中央部は得点の高いエリアなのでここを押さえるのが大事ですし、あわよくば敵陣地分断も目指しましょう。追加のロボット投入や合体ロボ作りもポイントになります。
クロノスレコードはカードを差し込むファイル(こういうファイルはトレーディングカードゲームを収納するのが本来の用途ではないかと思います)を使うゲームです。これはテストプレイではないだろう!完成品です。前回春GMで販売されたようです。
クロノスレコードは3人専用ゲームです。ファイルにカードを差し込み、ページをめくる。めくることで表示されるカードが変わります。カードには得点や特殊効果が描いてあります。
カードを一斉に出したのち、順番にカードを差し込む。そしてサイコロ振りをし、指定のページに移動後得点計算をするのです。
少し複雑で(カードのテキスト効果が書いてある)運要素もぼちぼちあり。楽しめる作品だと思います。なかなか良いです。
この日はガーデンゲームズ作品のテストも行われました。テストをしたのはトルトラレルと正直者の罠です。どちらもテストプレイヤーの反応がなかなか良く、好評だったと思います。ただ、トルトラレルは完成度がかなり高かったものの、正直者の罠の方は、ひろむちゃんから修正意見が出ました。こういった修正意見を取り込む柔軟さ、大事だと思います。
講演会の後ですが、懇親会がありました。懇親会ではアルコールもありましたが俺は糖尿病を患っているのでアルコールはNGです。懇親会でも創作ゲームの話などを中心にとても盛り上がりました!
講演会、テストプレイの会、懇親会といろいろありましたが、いずれも盛況のうちに終わりました。講演会を聞きに来てくださった皆様、本当にありがとうございます!
東京立川ペンタメローネ
2014/10/20
先日(2014年10月10日)、ペンタメローネで講演会があり、話をしてきました。
そういったご縁をきっかけに、ペンタメローネさんに皇帝なき帝国を置いてもらうことになりました!
東京立川ペンタメローネ
http://penta-merone.strikingly.com/
ペンタメローネではゲームを遊ぶ機会が設けられると思いますが、そういった機会を利用して、ぜひ皇帝なき帝国をプレイしてみてください!
そういったご縁をきっかけに、ペンタメローネさんに皇帝なき帝国を置いてもらうことになりました!
東京立川ペンタメローネ
http://penta-merone.strikingly.com/
ペンタメローネではゲームを遊ぶ機会が設けられると思いますが、そういった機会を利用して、ぜひ皇帝なき帝国をプレイしてみてください!
歴史の勉強
2014/10/18
最近は歴史の勉強をしています。ドイツの歴史です。歴史の本を買ってもらい、それを読んでいるのですが、この本はどうやらドイツ近現代史が中心のようで、ナチスの台頭のコーナーを読み始めるとどうやらそれが本の中間くらいで、古代、中世のドイツ史はあっさり目です。
まさか、本当の本当に歴史の勉強が役に立つ日が来るとはなかなか思いもよらない展開です。
歴史の勉強はゲーム作りの(ゲームの)背景を考える上でとても有用です。
実際のドイツ史に即した、リアルな背景のゲームを考えたいと思っています。
うちには「ヴェネツィア史」の本もあり、ドイツばかりではなくヴェネツィアをテーマにしたゲームもなかなかにカッコ良いように思います。
歴史をテーマにすると、いい感じに渋いゲームになるような、そう思っています。
まさか、本当の本当に歴史の勉強が役に立つ日が来るとはなかなか思いもよらない展開です。
歴史の勉強はゲーム作りの(ゲームの)背景を考える上でとても有用です。
実際のドイツ史に即した、リアルな背景のゲームを考えたいと思っています。
うちには「ヴェネツィア史」の本もあり、ドイツばかりではなくヴェネツィアをテーマにしたゲームもなかなかにカッコ良いように思います。
歴史をテーマにすると、いい感じに渋いゲームになるような、そう思っています。
ボードゲームのいろはにほへと!
2014/10/12
東京立川ペンタメローネで2014年10月12日、「ボードゲームのいろはにほへと」という催し物があります。
http://penta-merone.strikingly.com/
この催し物でお話をさせていただくことになりました。
演題は
「ゲーム作りを通して感じた創作で大事なこと+ゲームアイディア発想法」
ということで約1時間くらい話させていただくつもりです。
ゲーム作りで感じられた大切なポリシーについて、ゲーム作りの心構えのような話をするつもりです。
これからゲーム作りにチャンレンジしようと思う方、あるいは既に作り始めている方に役立つようなことを話せればと考えております。
当日は皇帝なき帝国、アムステルダムの運河などガーデンゲームズ作品を持っていくつもりです。それらを遊べる機会があるかもしれませんね。また、チャンスがあれば現在ガーデンゲームズで作成中の未発表作品のテストプレイもできれば……と思っています!
お問い合わせ
電話:0425295221まで。
twitterアカウント:@penta_merone
facebookページ:penta meroneで検索
http://penta-merone.strikingly.com/
この催し物でお話をさせていただくことになりました。
演題は
「ゲーム作りを通して感じた創作で大事なこと+ゲームアイディア発想法」
ということで約1時間くらい話させていただくつもりです。
ゲーム作りで感じられた大切なポリシーについて、ゲーム作りの心構えのような話をするつもりです。
これからゲーム作りにチャンレンジしようと思う方、あるいは既に作り始めている方に役立つようなことを話せればと考えております。
当日は皇帝なき帝国、アムステルダムの運河などガーデンゲームズ作品を持っていくつもりです。それらを遊べる機会があるかもしれませんね。また、チャンスがあれば現在ガーデンゲームズで作成中の未発表作品のテストプレイもできれば……と思っています!
お問い合わせ
電話:0425295221まで。
twitterアカウント:@penta_merone
facebookページ:penta meroneで検索
マンハッタン
2014/10/11

マンハッタン。
【どんなゲームなの?】
マンハッタンはドイツゲーム大賞受賞作で、ビルをニョキニョキ、建築していくボードゲームです。

マンハッタンには9つの都市が登場します。
このゲームを進めていくことでビルが建っていき、そのビルの高さが増していきます。そしてビル駒の一番トップを支配しているプレイヤーがそのビルの支配者になるのです。
ルールは簡単です。手番にカードをプレイし、カードに描かれている位置にビル駒を配置。

都市は9マスから成り、そのうちのどのマスにビルが建てられるか赤く塗られている。
あらかじめビルが建っているのならばビルの頂点にビル駒を乗っけます。
これにはちょっと条件があって、あるビルに駒を乗っけるとします。ビルに対する支配力はビルに内包するフロア数です。フロア数をプレイヤー別に数えます。ビル駒をプレイしたのちに、フロア数でトップに立てない場合はビル駒プレイができないのです!文章で書くとちょっと分かりにくいですね。
つまりこの枷は、
「ビル建築に全然貢献してないクセして、あとからチョコンと居座り支配者ヅラするのはけしからんですな!」
ということです。
複数回、得点決算の機会が来ます。そこで
ビルの支配者=1軒につき1点
都市で多数=1都市につき2点
世界で最も高いビル=3点
こんな感じで得点が入るのです。ゲーム終了時に最も得点を稼いだプレイヤーの勝利です。
【面白さのポイント】
このゲームもとても素晴らしいですね!やはりシンプルなところがいいです。シンプルですから、ルールの枝葉の部分は忘れるとしても根幹の基本となる部分のルールはしっかり覚えていますね。
運の要素があるのも良いですね。カードのめくり運の要素があります。運要素が無いとなると、負けた時の言い逃れのようのない屈辱感。そういうのが緩和されます。
シンプル、運、そしてこのゲームの場合は、何と言ってもインパクトのある外見です。ニョキニョキと建築が進むビルの外観はまさに立派、そしてその見た目の立派さと試合の優劣が関連付けられているのも素晴らしい!

見た目のインパクトが立派!
ビル駒の立派さで言うと、こういうゲームはなかなか作れません。したがって模倣作品を作るのが難しく、こういった用具を使ってやるゲーム、というだけでも十二分にオリジナリティがあるように思います。
またジレンマの要素もしっかりあります。たくさんビルを建てるか、ある程度集中するか、邪魔するか、自分を伸ばすか・・・・。こういったジレンマがシンプルさの中にしっかり組み込まれていてとても面白いゲームです。
トルトラレル、点数の調整
2014/10/03
先日のこと。東京大森にて打ち合わせがあったのですが、その際にトルトラレルのテストプレイが行われました。
トルトラレルについては、基本となるルール、システムは問題ないという意見があり、ホッとします。ただ、まだまだ点数調整が必要と言う指摘もありました。
取り合いになるネズミカードの得点と猫カードの得点のバランスがアレレな感じで、このゲームは結局猫を取り合うゲームなのか、ゲームの山場・天王山が終わってしまうと終局と言うか終戦と言うか、終わったな、と言う感じで、残りが消化試合になってしまう、と言う意見があり、これはどうにかしないと。
あと、アクセントになるはずの魚カードの得点が低く、これをスルーしてもさしてインパクトがない、という指摘もあり。
ネズミカードの得点と猫カードの数値のバランスの悪さを直し、魚カードの得点も変える・・・・。
基本のルールにはおそらく問題点がないようですから、あとはバランスをどう取っていくかが課題です。
トルトラレルについては、基本となるルール、システムは問題ないという意見があり、ホッとします。ただ、まだまだ点数調整が必要と言う指摘もありました。
取り合いになるネズミカードの得点と猫カードの得点のバランスがアレレな感じで、このゲームは結局猫を取り合うゲームなのか、ゲームの山場・天王山が終わってしまうと終局と言うか終戦と言うか、終わったな、と言う感じで、残りが消化試合になってしまう、と言う意見があり、これはどうにかしないと。
あと、アクセントになるはずの魚カードの得点が低く、これをスルーしてもさしてインパクトがない、という指摘もあり。
ネズミカードの得点と猫カードの数値のバランスの悪さを直し、魚カードの得点も変える・・・・。
基本のルールにはおそらく問題点がないようですから、あとはバランスをどう取っていくかが課題です。
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