レーベンヘルツ(旧版)
2018/12/01

陣取りゲーム。ボコスカのガンガンの攻撃的ゲームです。
【どんなゲームなの?】
面積を取り合う、広さを取り合う陣取りボードゲームです。

騎士駒を置いて軍事力アップ、国境線を置いてグルっと自陣を形成、自領土より弱いところには殴り込みで勝利点獲得、敵の勝利点削る。とてもアグレッシブなゲームです。
まずアクションカード1枚がオープンになります。そこには3つのアクションが描かれています。
そしてプレイヤーは
「これやりたいなぁ」
な、アクションをチョイス。ここで選んだ後に一斉公開。
もし誰ともバッティングしてなければスムーズにアクションができますが、バッティングしてるとお金(カード)のやり取りでいずれがアクションをやるか決めます。
アクションカードに描かれてアクションは縦に並んで順番も明瞭になっています。この順番に沿ってアクションをやっていくのです。
どのようなアクションがあるか。
・国境線を置く
・軍事オプション(騎士を置くか侵略戦争を仕掛ける)
・現金収入
・策略カード取得
自領土を築くためには国境線でグルリと囲み、囲まれた範囲内で自分の城が1個だけになれば良いのです。国境線を置けば置くほど自領土確保に資するはずです(多分)。しかし国境線そのものはプレイヤーに属するものではなく、いわば共有されるものです。つまり、自分を囲っているつもりがそれがお隣さんへのアシスト!ということもよくある話です。
【面白さのポイント】
アクションカードに描かれているアクション選択。これが悩ましいですね。譲歩して人気のないアクションを敢えて選ぶか、相手の譲歩に期待して強気の選択をするか。思惑が交差する。心理的駆け引きがアツいです。
でもそれはこのゲームの面白さの一部です。このゲームの面白さのメインは陣取りパートです。
盤面を見てどこを重視するか、どこに力を注ぐべきか。このあたりが実に悩ましい。国境線をコツコツと置いていってゲーム終盤になってようやく巨大エリアの完成、となることも多く、このゲームでは面積が多いほど得点もガツンと入ります。だから終盤まで気の抜けない展開になりやすく、アクション選択、金銭を賭けたやり取り、ボードのどの部分に力を注ぐかの陣取り、あらゆる部分で身を焼くような激しいジレンマ。
プレイヤー間のアツいやり取りがこのゲームの魅力です。
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