タージマハル
2019/10/01

クニツィア先生の名作競り陣取りゲーム!
【どんなゲームなの?】
インドを舞台にエリアの支配、物産の独占で勝利点を稼ごう!というゲームです。難しめのゲームです。
やることは、競り&陣取り。
競りは少しずつカードをプレイ(手元に晒す)していきます。競りで、順番にカードが晒されていきますが、自分の順番になったらチェック!この段階でマークの数が(カードには人や象のマークが描かれている)単独トップならば【競りから離脱】することでマークの恩恵に預かれます。
マークの恩恵とは、人のマークならば楕円形チップと宮殿駒が得られ、宮殿駒をボード上に投入しましょう。位置が良ければ得点のチャンスです。さらにボード上に置いてある物産のタイルと同じ位置に宮殿駒を配置したなら、そのタイルもゲットできます(当然得点源です)。
象のマークならば八角形のタイルがもらえます。これには物産のマークが描かれています。物産も、特に種類を固めて持つと高得点です。

舞台はインド、ムガール帝国12のエリアをランダムな順番で競っていきます。競って、宮殿駒を置いて、エリアに置かれている物産タイルをゲットしましょう!

2人の場合は若干変則ルールになりますが、2人でも楽しい!
【面白さのポイント】
上の方で、このゲームは難しいと書きましたが、根幹になるシステムは実は単純です。競り。そして宮殿駒を配置する場所を決める。これくらいしかプレイヤーが決めれる部分がないのです。もちろん物産タイルを狙う、競りに用いるカードの色を定めるなど要素が多いです。この要素の多さが難しさと直結しています。しかし根幹は簡単。この難しさと簡単さのバランスが絶妙で、簡単すぎず、難しすぎず、ほど良い難易度がこのゲームの魅力です。
離脱競りというのはこのゲームの独特さです。普通の競りは、競りのディールで最も高い値を付けた人が落札しますが、このゲームでは自分の順番が回ってきた時点で競りに勝っているかどうかの判定をするのです。
競りの判定で適当な所で離脱します。すると他のプレイヤーにとってそれはチャンスかもしれないのです。なぜなら競りのライバルが減るからです。でもここはさすがのクニツィア先生です。一番最後に離脱する人はカードの補充が1枚減ってしまうのです。やはり先生は優しくないです。
得点の方法もこのゲーム独特ですが、エリア(宮殿)の得点も物産タイルの得点も、得点の入り方に規則性があるので覚えやすく、簡便です。つまり固めて持っているとガンガンに得点が入るのです。ゲーム終盤にガンガンに得点が入ってくる仕組みで、とても爽快感があります。
競りと陣取り。そしてクニツィア先生。いずれかにビビビッとくる方にはとてもおススメのゲームです。
コメント